土田 耕平

お母さんの思ひ出

新字旧仮名 約1,629字・読了目安3分

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私が十一か二の年の冬の夜だつたと覚えてゐる。お父さんは役所の宿直番で、私はお母さんと二人炬燵にさしむかひにあたつてゐた。背戸の丸木川の水も、氷りつめて、しん/\と寒さが身にしみるやうだ。お母さんは縫物をしてゐる。私は太閤記かなんぞ読みふけつ…

作品情報

分類NDC K913
公開日2013-12-14
最終更新2014-09-16
底本 「日本児童文学大系 第九巻」ほるぷ出版
入力川山隆
校正noriko saito

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