織田 作之助

競馬

新字新仮名 約13,938字・読了目安28分

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朝からどんより曇っていたが、雨にはならず、低い雲が陰気に垂れた競馬場を黒い秋風が黒く走っていた。午後になると急に暗さが増して行った。しぜん人も馬も重苦しい気持に沈んでしまいそうだったが、しかしふと通り魔が過ぎ去った跡のような虚しい慌しさにせ…

作品情報

初出「改造 第二十七巻第四号」改造社、1946(昭和21)年4月1日
分類NDC 913
公開日1998-03-27
最終更新2014-09-17
底本 「ちくま日本文学全集 織田作之助」筑摩書房
入力富田倫生
校正江戸尚美

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