織田 作之助

雪の夜

新字新仮名 約11,215字・読了目安22分

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大晦日に雪が降った。朝から降り出して、大阪から船の著く頃にはしとしと牡丹雪だった。夜になってもやまなかった。 毎年多くて二度、それも寒にはいってから降るのが普通なのだ。いったいが温い土地である。こんなことは珍しいと、温泉宿の女中は客に語った…

作品情報

初出「文芸」1941(昭和16)年6月
分類NDC 913
公開日2008-08-30
最終更新2014-09-21
底本 「定本織田作之助全集 第二巻」文泉堂出版
入力桃沢まり
校正小林繁雄

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