牧野 信一

山を降る一隊

新字旧仮名 約1,586字・読了目安3分

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「メートル係り。」 それが私の仕事である。 伐木場から橇で運ばれて来る木材の切り口を物差で計るのである。私は槍のやうに長い物差を振り廻して木口の寸法を計ると、 「何メートル、何々……」 と非常に大きな声で――相当の間隔のある事務所の窓口でそ…

作品情報

初出「週刊朝日 第十七巻第一号」朝日新聞社、1930(昭和5)年1月1日
分類NDC 913
公開日2010-09-10
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第三巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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