牧野 信一

蝉

新字旧仮名 約16,660字・読了目安33分

この作品を読む Amazonで探す

「あたしは酔ツぱらひには慣れてゐるから夜がどんなに遅くならうと、どんなにあなたが騒がうと今更何とも思はないが――」 周子は、そんな前置きをした後に夫の滝野に詰つた。 田舎で暮してゐた時とは、境遇も違ふし場所柄も違ふ、今ではこのセヽこましい東…

作品情報

初出「新潮 第四十一巻第五号」新潮社、1924(大正13)年11月1日
分類NDC 913
公開日2010-06-16
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

牧野 信一の他の作品

牧野 信一の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。