牧野 信一

再婚

新字旧仮名 約932字・読了目安2分

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こんな芝居を観に来るんぢやなかつた――と夫は後悔した。彼は、細君がどんな顔をしてゐるか気になつて、一寸横目をつかつた。――「チヨツ、怪しからんぞ!」 細君は夫のことなど毛程も意識にいれてゐないらしく息を殺して舞台を眺めてゐた。 夫は、彼女の…

作品情報

初出「随筆 第二巻第二号」随筆発行所、1924(大正13)年3月1日
分類NDC 914
公開日2010-06-16
最終更新2014-09-21
底本 「牧野信一全集第二巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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