牧野 信一

R漁場と都の酒場で

新字旧仮名 約16,100字・読了目安32分

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一 停車場へ小包を出しに行き、私は帰りを、裏山へ向ふ野良路をたどり、待ち構へてゐた者のやうにふところから「シノン物語」といふ作者不明の絵本をとり出すと、それらの壮烈な戦争絵を見て吾を忘れ、誰はゞかることも要らぬ大きな声を張りあげて朗読しなが…

作品情報

初出「経済往来 第五巻第八号」日本評論社、1930(昭和5)年8月1日
分類NDC 913
公開日2010-02-12
最終更新2016-05-09
底本 「牧野信一全集第四巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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