田中 貢太郎

妖蛸

新字新仮名 約1,455字・読了目安3分

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明治二十二三年比のことであった。詩人啄木の碑で知られている函館の立待岬から、某夜二人の男女が投身した。男は山下忠助と云う海産問屋の公子で、女はもと函館の花柳界で知られていた水野米と云う常磐津の師匠であった。 男の死体はその翌日になって発見せ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2010-11-30
最終更新2014-09-21
底本 「伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典」学研M文庫、学習研究社
入力Hiroshi_O
校正noriko saito

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