島田 清次郎

若芽

新字旧仮名 約5,448字・読了目安11分

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(一) ぬつくりとした空気の中に、白い布を被せた寝棺が人々の眼に痛ましく写つた。紫檀の机の上に置かれた青銅の線香立には白い灰が堆高く積つて、夢の様に白い煙が立ち上つて抹香くさい香が庭前の青葉の間に流れ流れした。 『雨戸を繰りませうか。』 今…

作品情報

初出「潮 第二巻第一号」1914(大正3)年12月
分類NDC 913
公開日2005-11-16
最終更新2014-09-18
底本 「石川近代文学全集4」石川近代文学館
入力岑村綱之
校正小林繁雄

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