島田 清次郎

二人の男

新字旧仮名 約19,584字・読了目安39分

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九月のある朝。初秋の微風が市街の上空をそよそよとゆれ渡つてゐた。めづらしく平穏な朝で、天と気は澄みわたり、太陽の光りが輝やき充ちてゐた。北輝雄は未だ夏期の暖みの去らない光明を頭からいつぱい浴びながら、無細工な大きな卓机にもたれかゝつていゝ気…

作品情報

初出「新潮 第三十二巻第一号」新潮社、1920(大正9)年1月1日
分類NDC 913
公開日2012-03-28
最終更新2014-09-16
底本 「編年体大正文学全集 第九巻 大正九年」ゆまに書房
入力西村達人
校正岩澤秀紀

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