知里 幸恵

日記

新字旧仮名 約31,023字・読了目安62分

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大正十一年六月一日 目がさめた時、電燈は消えてゐてあたりは仄薄暗かった。お菊さんが心地よげにすや/\と寝息をたてゝゐた。今日は六月一日、一年十二ヶ月の中第六月目の端緒の日だ。私は思った。此の月は、此の年は、私は一たい何を為すべきであらう………

作品情報

分類NDC 915
公開日2006-09-18
最終更新2014-09-18
底本 「銀のしずく 知里幸恵遺稿」草風館
入力田中敬三
校正川山隆

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