坂口 安吾

霓博士の廃頽

新字旧仮名 約14,454字・読了目安29分

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1 星のキラキラとした夜更けのことで、大通りの睡り耽つたプラタナの陰には最早すつかり濡れてしまつた街燈が、硝子の箱にタラタラと綺麗な滴を流してゐたが、――シルクハットを阿弥陀に被り僕の腕に縋り乍らフラフラと千鳥足で泳いでゐた霓博士は、突然物…

作品情報

初出「作品 第二巻第一〇号」1931(昭和6)年10月1日
分類NDC 913
公開日2010-05-10
最終更新2016-04-04
底本 「坂口安吾全集 01」筑摩書房
入力tatsuki
校正伊藤時也

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