田山 花袋

朝

新字旧仮名 約11,881字・読了目安24分

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一 家の中二階は川に臨んで居た。其処にこれから発たうとする一家族が船の準備の出来る間を集つて待つて居た。七月の暑い日影は岸の竹藪に偏つて流るゝ碧い瀬にキラキラと照つた。 涼しい樹陰に五六艘の和船が集つて碇泊して居るさまが絵のやうに下に見えた…

作品情報

分類NDC 913
公開日2004-07-21
最終更新2014-09-18
底本 「短篇小説名作選」現代企画室
入力土屋隆
校正林幸雄

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