田沢稲船
新字新仮名 約29,188字・読了目安58分
一 赤と黄と、緑青が、白を溶いた絵の具皿のなかで、流れあって、虹のように見えたり、彩雲のように混じたりするのを、 「あら、これ――」 絵の具皿を持っていた娘は呼んだ。 「山田美妙斎の『蝴蝶』のようだわ。」 乙姫さんの竜の都からくる春の潮の、…
作品情報
| 初出 | 「東京朝日新聞」1937(昭和12)年3月27日~4月21日 |
|---|---|
| 分類 | NDC 281 910 |
| 公開日 | 2007-11-16 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「新編 近代美人伝 (下)」岩波文庫、岩波書店 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 川山隆 |
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