久生 十蘭

無月物語

新字新仮名 約19,122字・読了目安38分

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後白河法皇の院政中、京の賀茂磧でめずらしい死罪が行なわれた。 大宝律には、笞、杖、徒、流、死と五刑が規定されているが、聖武天皇以来、代々の天皇はみな熱心な仏教の帰依者で、仏法尊信のあまり刑をすこしでも軽くしてやることをこのうえもない功徳だと…

作品情報

初出「オール讀物」1950(昭和25)年10月号
分類NDC 913
公開日2021-10-06
最終更新2021-09-27
底本 「久生十蘭全集 Ⅱ」三一書房
入力門田裕志
校正芝裕久

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