久生 十蘭

新西遊記

新字新仮名 約26,810字・読了目安54分

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宇治黄檗山の山口智海という二十六歳の学侶が西蔵へ行って西蔵訳の大蔵経(一切経または蔵経、仏教の典籍一切を分類編纂したもの)をとって来ようと思いたち、五百三十円の餞別を懐ろに、明治卅年の六月廿五日、神戸を発って印度のカルカッタに向った。 日本…

作品情報

初出「別冊文藝春秋 第十九号新春小説集」1950(昭和25)年12月25日
分類NDC 913
公開日2011-12-27
最終更新2014-09-16
底本 「久生十蘭全集 Ⅱ」三一書房
入力門田裕志
校正富田倫生

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