村山 俊太郎

子どもの世界

新字新仮名 約3,127字・読了目安6分

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一 ゆるやかな傾斜が、午後になると西南の陽をいっぱいに受けていた。一本の太い楢の枝が屋根代用となり、その下に密生している若い楢の梢が適当な防空天幕となっている。このなかの熊笹をかりとって、筵三畳の防空陣である。山すその青田から吹きあげる風が…

作品情報

分類NDC 370
公開日2010-03-28
最終更新2014-09-21
底本 「村山俊太郎著作集 第三巻」百合出版
入力しだひろし
校正土屋隆

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