小熊 秀雄

裸婦

新字旧仮名 約5,682字・読了目安11分

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(一) 或る雪の日の午後。 街の角でばつたり、お麗さんらしい背をした女とすれちがつた。 女は鼠色の角巻を目深に、すつと敏捷に身をかはしたので、その顔は見えなかつた。 ――彼女だ、たしかにあの女にちがひない。 私は断定した、同時にぎくりと何物…

作品情報

初出「旭川新聞」1927(昭和2)年1月18日~23日
分類NDC 913
公開日2006-04-08
最終更新2014-09-18
底本 「新版・小熊秀雄全集第一巻」創樹社
入力八巻美恵
校正浜野智

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