吉田 絃二郎

八月の星座

新字旧仮名 約2,286字・読了目安5分

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白い雲が岫を出る。白い国道が青田の中を一直線に南に走る。八月の太陽は耕作地を焦きつくすまでに燃えてゐる。幌馬車が倦怠い埃を立てゝ走る。父は葡萄畑に立つては幾度か馬車の喇叭に耳をそばだてる。東京の学校から帰る長男、県の中学から帰る次男と……田…

作品情報

分類NDC 914
公開日2007-01-01
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆 別巻42 家族」作品社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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