小酒井 不木

被尾行者

新字新仮名 約6,028字・読了目安12分

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市内電車の隅の方に、熱心に夕刊を読んでいる鳥打帽の男の横顔に目をそそいだ瞬間、梅本清三の心臓は妙な搏ち方をした。 「たしかに俺をつけているんだ」清三は蒼ざめながら考えた。「あれはきょう店へ来た男だ。主人に雇われた探偵にちがいない。主人はあの…

作品情報

初出「サンデー毎日 新春特別号」1929(昭和4)年1月
分類NDC 913
公開日2007-11-03
最終更新2014-09-21
底本 「探偵クラブ 人工心臓」国書刊行会
入力川山隆
校正門田裕志

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