土原 耕作 、夢野 久作

懐中時計

新字新仮名 約181字・読了目安1分

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懐中時計が箪笥の向う側へ落ちて一人でチクタクと動いておりました。 鼠が見つけて笑いました。 「馬鹿だなあ。誰も見る者はないのに、何だって動いているんだえ」 「人の見ない時でも動いているから、いつ見られても役に立つのさ」 と懐中時計は答えまし…

作品情報

初出「九州日報」1923(大正12)年11月4日
分類NDC K913
公開日2007-08-05
最終更新2014-09-21
底本 「夢野久作全集7」三一書房
入力川山隆
校正土屋隆

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