北条 民雄

無題Ⅰ

新字旧仮名 約1,993字・読了目安4分

この作品を読む Amazonで探す

太陽はもう山の向うに落ちてしまつたが、まだあたりは明るかつた。 さつきから余念もなくざぶざぶと除草器を押してゐた仁作は、東手の畦につくと、ほつと一息ついて立停つた。さすがに、体はもうぐつたりと疲れ切つてゐた。彼は水田の中に立つたまま、腰から…

作品情報

分類NDC 913
公開日2018-06-07
最終更新2018-05-27
底本 「定本 北條民雄全集 上巻」東京創元社
入力Nana ohbe
校正フクポー

北条 民雄の他の作品

北条 民雄の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。