蒲原 有明

機縁

(友なる画家の画稿に題す)

新字旧仮名 約671字・読了目安1分

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その一 大海かたち定めぬ劫初の代に 水泡の嵐たゆたふ千尋の底。 折しも焔はゆるき『時』の鎖、 まひろく永き刻みに囚れつつ、 群鳥翔る翼のその噪ぎと、 その疾さあらめ、宛も眠り転び、 無際の上枝下枝を火の殻負ひ 這ひもてわたる蝸牛の姿しめす。…

作品情報

初出「月刊スケッチ 第十一号」1906(明治39)年2月
分類NDC 911
公開日2011-01-22
最終更新2014-09-21
底本 「蒲原有明論考」明治書院
入力広橋はやみ
校正小林繁雄

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