犬田 卯

錦紗

新字新仮名 約11,423字・読了目安23分

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一 村はずれを国道へ曲ったとき、銀色に塗ったバスが後方から疾走して来るのが見えたが、お通はふと気をかえて、それには乗らぬことに決心した。たった十銭の賃銭ではあったが、歩いて行ったとて一時間とはかからぬ町である。四十分や五十分早く着いたにせよ…

作品情報

分類NDC 913
公開日2008-01-05
最終更新2014-09-21
底本 「犬田卯短編集二」筑波書林
入力林幸雄
校正松永正敏

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