犬田 卯

競馬

新字新仮名 約4,312字・読了目安9分

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行って来るぜ……なんて大っぴらに出かけるには、彼はあまりに女房に気兼ねし過ぎていた。それでなくてさえ昨今とがり切っている彼女の神経は、競馬があると聞いただけでもう警戒の眼を光らしていたのである。 「今日は山だ!」 仙太は根株掘りの大きな唐鍬…

作品情報

分類NDC 913
公開日2008-01-05
最終更新2014-09-21
底本 「犬田卯短編集二」筑波書林
入力林幸雄
校正松永正敏

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