長谷川 時雨

桑摘み

旧字旧仮名 約2,721字・読了目安5分

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庭木の植込みの間に、桑の細い枝が見える。桑畑に培はれたものよりは、葉がずつと細かい。山桑とでもいふのかもしれぬ。 おお、さういへば、かつて、兵庫の和田の岬のほとりが、現今ほどすつかり工場町になつてしまはないで、松林に梅雨の雨が煙り、そのすぐ…

作品情報

初出「新裝」1935(昭和10)年7月1日
分類NDC 914
公開日2009-01-26
最終更新2014-09-21
底本 「桃」中央公論社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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