長谷川 時雨

こんな二人

旧字旧仮名 約1,220字・読了目安2分

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一人は太古からかれない泥沼の底の主、山椒の魚でありたいといひ、ひとりは、夕暮、または曉に、淡く、ほの白い、小さな水藻の花でありたいと言ふ、こんな二人。 一人は澎湃奔放たる濁流を望み、ひとりは山影の苔清水をなつかしむ。 『水清ければ魚すまず、…

作品情報

初出「女性」1927(昭和2)年6月
分類NDC 914
公開日2009-03-03
最終更新2014-09-21
底本 「桃」中央公論社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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