堀 辰雄

顔

旧字旧仮名 約11,608字・読了目安23分

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路易はすぐ顏をぱあつと赤くした。 自分でもいやな癖だと思つてゐたけれど、どうしやうもないのであつた。何でもないのに「そら、また……」といふ氣がひよいとする。が、その時はもう遲い。見る見るうちに彼の頬は薔薇色になつてしまふ。同級生たちには「吸…

作品情報

初出「文藝春秋 第十一年第一号」1933(昭和8)年1月号
分類NDC 913
公開日2012-10-07
最終更新2014-09-16
底本 「堀辰雄作品集第一卷」筑摩書房
入力tatsuki
校正大沢たかお

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