岡本 綺堂

山椒魚

新字新仮名 約8,678字・読了目安17分

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K君は語る。 早いもので、あの時からもう二十年になる。僕がまだ学生時代で、夏休みの時に木曾の方へ旅行したことがある。八月の初めで、第一日は諏訪に泊まって、あくる日は塩尻から歩き出した。中央線は無論に開通していない時分だから、つめ襟の夏服に脚…

作品情報

初出「綺堂読物集第五卷 今古探偵十話」春陽堂、1928(昭和3)年8月
分類NDC 913
公開日2008-05-28
最終更新2014-10-02
底本 「文藝別冊[総特集]岡本綺堂」河出書房新社
入力川山隆
校正noriko saito

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