平林 初之輔

オパール色の手紙

――ある女の日記――

新字新仮名 約9,891字・読了目安20分

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四月十三日 こんなことが信じられるだろうか? でもじっさい妾は自分の眼で見たのだ。あの人が、世界でたった一人の妾の人だと信じきっていたあの人が、全く世間並みの、やくざな、汚らわしい人間であったなんて。 今朝の十時に、妾はあの人の書斎へはいっ…

作品情報

初出「文学時代 一巻五号」1929(昭和4)年9月号
分類NDC 913
公開日2010-07-17
最終更新2014-09-21
底本 「平林初之輔探偵小説選Ⅰ〔論創ミステリ叢書1〕」論創社
入力川山隆
校正門田裕志

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