堀 辰雄

卜居

津村信夫に

新字新仮名 約2,980字・読了目安6分

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この家のすぐ裏がやや深い谿谷になっていて――この頃など夜の明け切らないうちから其処で雉子がけたたましく啼き立てるので、いつも私達はまだ眠いのに目を覚ましてしまう程だが、――それでも私はその谿谷が悪くなく、よく小さな焚木を拾いがてらずんずん下…

作品情報

分類NDC 915
公開日2004-01-15
最終更新2014-09-18
底本 「堀辰雄集 新潮日本文学16」新潮社
入力横尾、近藤
校正松永正敏

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