大町 桂月

梅の吉野村

旧字旧仮名 約2,531字・読了目安5分

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冬は萬物みな蟄す。溌剌たる鯉の如きも、冬、爼の上に載するに、ぢつとして動かずと聞く。人間もこの例に洩れざるが、萬事例外あり。活氣ある人間は、冬とても動く。梅花咲く頃は、春とは云へ、風なほ寒し。梅見には餘程の勇氣を要す。珍らしや、裸男が末斑を…

作品情報

分類NDC 915
公開日2008-12-17
最終更新2014-09-21
底本 「桂月全集 第二卷 紀行一」興文社内桂月全集刊行會
入力H.YAM
校正小林繁雄、門田裕志

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