田山 花袋 、田山 録弥

樹木と空飛ぶ鳥

新字旧仮名 約5,012字・読了目安10分

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この頃の庭は落葉で埋れて見る影もない。いかにも冬ざれといふ感じである。それに山の手は霜柱が深く立つて、塵埃が散ばつても、紙屑が風に吹き寄せられても、それを掃くことも出来ない。樹木もすべて死んだやうで、寒気の強い朝などには、厚ぼつたい常磐木の…

作品情報

初出「新潮 第四十二巻第三号」1925(大正14)年3月1日
分類NDC 914
公開日2022-05-13
最終更新2022-04-27
底本 「定本 花袋全集 第二十四巻」臨川書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正hitsuji

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