晩秋の頃
新字旧仮名 約1,443字・読了目安3分
秋は深くなつた。落葉ががら/\と家の周囲を廻つて通る。朝から障子に日が当つて、雀がチヤ/\と鳴いて居る。芭蕉の葉は既に萎れた。 栗の実を拾ひに、競つて朝早く子供等の起きたのはつい此間であつたが、今は落葉が深く積つて、それを掃く音が高く聞える…
作品情報
| 初出 | 「文章世界 第四巻第十五号」1909(明治42)年11月15日 |
|---|---|
| 公開日 | 2022-12-13 |
| 最終更新 | 2022-11-26 |
| 底本 | 「定本 花袋全集 第二十七巻」臨川書店 |
| 入力 | tatsuki |
| 校正 | hitsuji |
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