片山 広子

三本の棗

新字旧仮名 約1,901字・読了目安4分

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いま浜田山の庭にある棗の木は私にとつては三本目の棗である。小さい時泊りに行つた埼玉県の祖父の家に大きな棗があつた。祖父の家の表門をはいるとすぐ左手に米倉が立つてゐたが、それは古びても美しい白壁の倉で、その戸口のすぐ側に大きな棗の木が立つてゐ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2008-12-20
最終更新2014-09-21
底本 「燈火節」月曜社
入力竹内美佐子
校正富田倫生

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