片山 広子

アラン島

新字新仮名 約2,354字・読了目安5分

この作品を読む Amazonで探す

雨ばかり多い春であつたが、今日は珍らしくよく晴れて空気も寒いくらゐ澄んでゐる。南むきの硝子戸のそとのコンクリに配給のイモを出して乾した。かなり沢山の、五貫目くらゐもあらうか、イモたちの顔も天日に乾されることを喜んでゐるらしくみえた。これだけ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2009-09-27
最終更新2014-09-21
底本 「燈火節」月曜社
入力竹内美佐子
校正林幸雄

片山 広子の他の作品

片山 広子の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。