神西 清

水と砂

新字旧仮名 約27,007字・読了目安54分

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一 山荘の夜 「此処から足許があぶなくなりますから、みなさんご用心よ。」 彼等が、小流の畔に出ると、一ばん先に進んでゐた光代がかう言ひ棄てていきなり右へ折れた。驟雨に洗はれて空気の澄みきつた七月の初夜である。見あげれば少なからぬ星影は青く燦…

作品情報

分類NDC 913
公開日2012-02-13
最終更新2014-09-16
底本 「雪の宿り 神西清小説セレクション」港の人
入力kompass
校正小林繁雄、門田裕志

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