河東 碧梧桐

南予枇杷行

新字旧仮名 約4,325字・読了目安9分

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上り約三里もある犬寄峠を越えると、もう鼻柱[#「鼻柱」は底本では「鼻桂」]を摩する山びやうぶの中だ。町の名も中山。 一つの山にさきさかつてゐる栗の花、成程、秋になるとよくこゝから栗を送つてくる。疾走する車の中でも、ある腋臭を思はせる鼻腔をそ…

作品情報

分類NDC 915
公開日2004-12-19
最終更新2014-09-18
底本 「現代日本紀行文学全集 南日本編」ほるぷ出版
入力林幸雄
校正鈴木厚司

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