和辻 哲郎

霊的本能主義

新字新仮名 約12,187字・読了目安24分

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一 荒漠たる秋の野に立つ。星は月の御座を囲み月は清らかに地の花を輝らす。花は紅と咲き黄と匂い紫と輝いて秋の野を飾る。花の上月の下、潺湲の流れに和して秋の楽匠が技を尽くし巧みを極めたる神秘の声はひびく。遊子茫然としてこの境にたたずむ時胸には無…

作品情報

初出「交友会雑誌」1907(明治40)年11、12月
分類NDC 121
公開日2011-06-30
最終更新2014-09-16
底本 「偶像再興・面とペルソナ 和辻哲郎感想集」講談社文芸文庫、講談社
入力門田裕志
校正noriko saito

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