坂口 安吾

安吾新日本風土記

02 第一回 高千穂に冬雨ふれり≪宮崎県の巻≫

新字新仮名 約17,316字・読了目安35分

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私たちが羽田をたつ日、東京は濃霧であった。私が東京で経験した最も深い霧。半マイルの視界がないと飛行機の離着陸ができないそうで、八時にでるはずの福岡直行便が十二時ちかくようやく飛びたった。しかし乗客一同出発をうながしたり怒ったりする者が一人も…

作品情報

初出「中央公論 第七〇年第二号」中央公論社、1955(昭和30)年2月1日
分類NDC 915
公開日2014-12-04
最終更新2014-11-14
底本 「坂口安吾全集 15」筑摩書房
入力砂場清隆
校正塚本由紀

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