中原 中也

金沢の思ひ出

新字旧仮名 約2,651字・読了目安5分

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私が金沢にゐたのは大正元年の末から大正三年の春迄である。住んでゐたのは野田寺町の照月寺(字は違つてゐるかも知れない)の真ン前、犀川に臨む庭に、大きい松の樹のある家であつた。その松の樹には、今は亡き弟と或時叱られて吊り下げられたことがある。幹…

作品情報

初出「隼」1936(昭和11)年10月号
分類NDC 914
公開日2010-12-28
最終更新2014-09-21
底本 「新編中原中也全集 第四巻 評論・小説」角川書店
入力村松洋一
校正なか

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