中原 中也

耕二のこと

新字旧仮名 約6,446字・読了目安13分

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一 主家で先刻から、父と母との小言らしい声がしてゐた。時々その声の間から、調子の高い耕二の声が聞えた。 それが聞えなくなつてから間もなくして、その時書斎で読書してゐた耕二の兄は、机の前の障子の中硝子から弟(一字不明)口笛を吹きながら仰向勝に…

作品情報

分類NDC 913
公開日2018-11-09
最終更新2018-10-24
底本 「新編中原中也全集 第四巻 評論・小説」角川書店
入力村松洋一
校正shiro

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