三木 清

西田先生のことども

新字新仮名 約9,710字・読了目安19分

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一 大正六年四月、西田幾多郎博士は、東京に来られて、哲学会の公開講演会で『種々の世界』という題で、話をされた。私は一高の生徒としてその講演を聴きに行った。このとき初めて私は西田先生の謦咳に接したのである。講演はよく理解できなかったが、極めて…

作品情報

初出「婦人公論」1941(昭和16)年8月
分類NDC 121
公開日2010-01-27
最終更新2014-09-21
底本 「読書と人生」新潮文庫、新潮社
入力Juki
校正小林繁雄

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