岡本 かの子

扉の彼方へ

新字新仮名 約8,537字・読了目安17分

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結婚式の夜、茶の間で良人は私が堅くなってやっと焙れてあげた番茶をおいしそうに一口飲んでから、茶碗を膝に置いて云いました。 「これから、あなたとは永らく一つ家の棟の下に住んで貰わなければならん。遠慮はなるべく早く切り上げるようになさるがいい」…

作品情報

初出「新女苑」1938(昭和13)年2月号
分類NDC 913
公開日2010-04-05
最終更新2014-09-21
底本 「岡本かの子全集4」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正noriko saito

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