斎藤 茂吉

ドナウ源流行

新字新仮名 約22,513字・読了目安45分

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一 この息もつかず流れている大河は、どのへんから出て来ているだろうかと思ったことがある。維也納生れの碧眼の処女とふたりで旅をして、ふたりして此の大河の流を見ていた時である。それは晩春の午後であった。それから或る時は、この河の漫々たる濁流が国…

作品情報

分類NDC 915
公開日2010-07-13
最終更新2014-09-21
底本 「日本の名随筆15 旅」作品社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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