水上 滝太郎

大阪の宿

旧字旧仮名 約125,972字・読了目安252分

この作品を読む Amazonで探す

一の一 夥しい煤煙の爲めに、年中どんよりした感じのする大阪の空も、初夏の頃は藍の色を濃くして、浮雲も白く光り始めた。 泥臭い水ではあるが、その空の色をありありと映す川は、水嵩も増して、躍るやうなさざ波を立てゝ流れて居る。 川岸の御旅館醉月の…

作品情報

初出「女性」大阪プラトン社、1925(大正14)年10月~1926(大正15)年6月
分類NDC 913
公開日2014-06-17
最終更新2014-09-16
底本 「大阪の宿」岩波文庫、岩波書店
入力川山隆
校正門田裕志

水上 滝太郎の他の作品

水上 滝太郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。