岩本 素白

こがらし

――南駅余情――

新字新仮名 約2,941字・読了目安6分

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こがらし、筑波おろし、そういう言葉を明治中期の東京の少年達は早くから知って居た。そうして其の言葉を、自分達の書くものの中などにも使って居た。それは寒さが今よりも早く来たし、衣料も今のように温い毛の物などが無く、風がひどく身に沁みて、始終人が…

作品情報

分類NDC 914
公開日2012-01-09
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆37 風」作品社
入力門田裕志
校正noriko saito

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