岸田 国士

留守(一幕)

新字旧仮名 約10,007字・読了目安20分

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中流家庭の茶の間――奥の障子を隔てて台所――衣桁には、奥さんの不断着が、だらしなく掛かり、鏡台の上には、化粧品の瓶が、蓋を開けたまま乱雑に並んでゐる。 女中のお八重さんが、長火鉢にもたれて、講談本を読んでゐる。 台所で、「御免下さい」といふ…

作品情報

初出「文藝春秋 第五年第四号」1927(昭和2)年4月1日
分類NDC 912
公開日2012-04-19
最終更新2014-09-16
底本 「岸田國士全集3」岩波書店
入力kompass
校正門田裕志

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