小川 未明

寒い日のこと

新字新仮名 約3,908字・読了目安8分

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それは、もう冬に近い、朝のことでした。一ぴきのとんぼは、冷たい地の上に落ちて、じっとしていました。両方の羽は夜露にぬれてしっとりとしている。もはや、とんぼには、飛び立つほどの元気がなかったのです。 昨日の夕方、彼は、この山茶花のところへ飛ん…

作品情報

分類NDC K913
公開日2022-02-22
最終更新2022-02-07
底本 「定本小川未明童話全集 6」講談社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正へくしん

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