牧野 信一

首相の思出

新字旧仮名 約3,103字・読了目安6分

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昔、独逸のある貴族の家に大へんに可愛らしい、さうして美しい少年がありました。両親が非常に厳格だつたので、少年は無暗に外へ遊びに出ることが出来ませんでした。然し御殿のやうに立派な少年の室には、あらゆる書物や遊び道具がすつかり備へられてあつたか…

作品情報

初出「少年 第二〇四号(歴史小説号 八月号)」時事新報社、1920(大正9)年7月8日
分類NDC K913
公開日2011-07-04
最終更新2014-09-16
底本 「牧野信一全集第一巻」筑摩書房
入力宮元淳一
校正門田裕志

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